躑躅満開

　今日は立夏。暦の上ではもう夏。世の中は省エネ真っ盛りで役所や会社ではクールビス姿が目立ち始めました。これに合わせたように、気温も昨日から急上昇、真夏並みの暑さです。
　毎年この時期に、我家のツツジが満開になります。今年も、ぴったり立夏にあわせて満開になりました。以前は、門の両脇にびっしりと咲いていましたが、手入れが悪いのか、木が弱ってきたのか右側の花数が減ってきてしまいました。

　

　ツツジがちらほら咲き始めた頃、私は不思議なことに気が付きました。毎年つつじが咲くと次はサツキが咲き、サツキの散るころには夏が来るんだと言う季節感がありましたが、今年は、そう言った季節感は全く無く、ぽつぽつと咲き始めたツツジの花を最初に見つけた時、「あれっ、こんな時期にツツジが咲いている」と、一瞬ではありましたが現在の季節が正確に判断出来ず戸惑いを感じました。

　この時、私の頭を過ったのは、簡易認知症スケールにある質問の一つ

「今の季節は？」

でした。

　あれっ、ついに俺も始まったのかなと何か不安な気持ちになってきました。最近の異常気象が私の季節感を混乱させているのか、それとも今年は後期高齢者と呼ばれる年齢に突入し運転免許証更新の折には認知症検査を受けなければならない年寄りには当たり前の現象なのか分かりません。

　でも、自分では、後期高齢者などと言う認識は全くありません。困ったことなのか、幸せなことなのか・・・