私としては、もう一生会うことができないであろう友人と生中継の動画で顔を見ながら話をすることができるのだから何の異論が有ろうはずがない。しかし、一つ問題がある。言葉である。相手が日本語を話してくれれば問題はないのであるが、どうしても英語を介してのコミュニケーションとなる。日常生活の中では英語など話す機会が全くなく、外国旅行に出かけた折に中学生レベルの英会話で何とかその場を凌いできた程度。後期高齢者と呼ばれるようになった現在では、それも億劫になってきてしまった。
インターネットと携帯電話の普及でアマチュア無線の世界は急激に衰退し、私も、無線設備を処分し無線局は閉局、知り合った外国の友人達との交流は、もっぱら手紙とホームページの近況報告でお茶を濁してきた。
しかし、インターネットの進化の速さは、分進秒歩と言われてきた言葉通りすざましく、今や、高級デジカメ写真並みの高密度映像で映し出される相手と対面しながら会話ができる。それも無料で、世界中のどこからでもである。
私のPCに取り付けたマイク付Webカメラ
必死に抵抗しながらもずるずると新しい時代に引き込まれて行く感じだ。最初は、上記の友人からの勧誘でFacebookに加入、チャットで一気に英語の世界に逆戻りさせられてしまった。そして、今度はSkype。このSkype と Facebook が融合して実に便利なコミュニケーションシステムを作り上げている。高校生の孫にその話をしたら、流石今の若い者、すでに体験済み。百均で買ってきたマイクを使って試してみたが相手がいないのでと言う。話して居るうちに、活用範囲も広く便利なことが実感として分かってきた。私の腹は決まった。早速Skypeのサイトからマイク付Webカメラを買い孫と私のPCに取り付け試してみた。結果、大いに満足。素晴らしいの一言。
こんなに鮮明な映像が映る
画像は、100パーセント満足。でも、無線や電話は、風呂上りスタイルでも出ることができるが、こんなにはっきり映る映像付では、突然呼び出されても困ってしまう。
現在のSNSで残念に思うのは、これほどグローバルに広がっているインターネットなのに、いろいろな試みはあるものの翻訳機能が遅れていることである。相互の言葉をほぼ正しく訳してくれる翻訳マシンができればどんなに楽しいだろうかとつくづく思う。日本語で話した言葉が相手の受話器からは相手の国の言葉で聞こえるようになる時代が来ると言う話はよく聞きますが、そんな時代が早く来てほしいですね。手紙やホームページならばゆっくり辞書を使いながら読んだり書いたり出来るのに、Web電話やチャットは待ったなし。疲れてしまう。早く終わりたいと思ってもなかなか終わってくれない。でも、日本語同士ならOKOK、Welcomeですよ。
みなさん、次は、顔を見ながらお話ししましょう。お待ちしています。